転職先が決まっていない場合、ハローワークを活用するのもひとつの方法です。雇用保険の給付だけでなく、求人情報の提供や職業訓練などのサービスもあるので、ハローワークに関する基礎知識は知っておきましょう。
雇用保険の給付
ハローワークは、失業中の生活をサポートするための雇用保険や技術修得に必要な給付を行っています。雇用保険が給付されるのは以下の条件に当てはまる人だけなので、もう一度確認しておきましょう。
雇用保険の受給資格
- 退職日以前の2年間に、賃金支払い基礎日数11日以上の月が1年以上あり、雇用保険加入期間が満1年以上ある。
- 被保険者の資格喪失の確認を受けていること。(通常は前の会社が手続きをします)
- 失業状態であること。
- ハローワークで求職を申し込んでいること。
雇用保険の給付は、会社都合で退職した場合は求職の申し込み手続きをした後、自己都合の場合は3カ月後となります。就職が決まると給付は打ち切りとなりますが、いくつかの条件を満たしていると再就職手当を受けることができます。詳しいことはハローワーク窓口で相談してみましょう。
雇用保険の1日あたりの基本手当日額
基本手当日額の算定方法
賃金日額=退職前6カ月の賃金合計(賞与は除く)÷180
基本手当の日額=賃金日額×給付率(50潤オ80%)
給付率は賃金が低いほど高くなります。
基本手当日額の上限
30歳未満・・・・・・・・・・・6,455円
30歳以上潤オ45歳未満・・・・・・7,170円
45歳以上潤オ60歳未満・・・・・・7,890円
60歳以上・・・・・・・・・・・6,777円
※金額、日数、年齢は、平成23年8月1日現在のものです。
雇用保険の給付
ハローワークを通じて、職業訓練校などのさまざまな講座を受けることができます。
- エクセル講座、イラストレーター講座、建築士受験講座など
- CAD講座、会計処理入門、介護のための調理法など
- 配管科、洋服科、造園科、電気工事科、タイル施工科など
- OA事務科、菓子製造科、商業デザイン科など
※各都道府県によって訓練内容が異なりますので、ハローワークに相談してみましょう。
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