面接本番での実践ポイント

面接の「答えにくい質問」はこう切りだす。

面接で「退職した理由」を聞かれたら

Aさんの回答

残業が多くて休みも少なく、体力的に今後もがんばれるか疑問に思うようになったことが第一の理由です。また、会社のビジョンが見えにくく、将来に対する不安もあり、新しい会社で働きたいと思うようになりました。

Bさんの回答

現在、営業を担当しているのですが、お客さまにより良い提案ができるように企画にも携わっていきたいと考え、会社にアピールしました。しかし会社は営業活動に専念するという方針で認められませんでした。私はお客さまに満足していただく営業を行うためには、企画は欠かせない要素だと考えています。御社はそれができる環境だと思い、転職を決意しました。

※それでは二人の回答のポイントをチェックしてみましょう。

Aさんのチェックポイント

  • 「今後もがんばれるか疑問に思う」
  • 「会社のビジョンが見えにくく不安」

現状の不満を述べているだけです。これでは重要な仕事を任せる気にはなりません。
疑問や不安を感じたのなら、それに対してどう対処するのかをしっかり伝えなければなりません。

Bさんのチェックポイント

  • 「企画にも携わっていたきたい」
  • 「御社はそれができる環境だと思い、転職を決意」

自分のやりたいことを伝えることで、面接官に前向きな印象を与えることができます。
また、チャレンジする姿勢をアピールすることで期待感を待たせる効果があります。

前向きな回答のポイント

  • 転職はスキルアップ、自己実現であることを強調する。
  • 環境を改善する努力をしたことをアピールする。
  • 今後やりたいこと、目指すことをアピールする。

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「当社が第一志望ですか?」と聞かれたら

第一志望でないからといって不採用になることはありません。他社に応募している場合も、誠実に現状やあなた気持ちを伝えましょう。その際に「まだ優先順位は決めていませんが、御社に魅力を感じています」というフォローの言葉もつけ加えれば問題ありません。

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「あなたの短所を教えてください」と聞かれたら

「人とのコミュニケーションが苦手」「見直し作業を忘れてしまう」など、仕事に関係する短所を話すのはさけましょう。また、ただ短所を述べるだけでなく、どのようにしてその短所を直そうとしているのかをアピールしましょう。面接官はあなたの欠点を知りたいのではなく、欠点を改善するためにどのように対応するかをチェックしているのです。

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「失業期間の過ごし方は?」と聞かれたら

面接でよく聞かれるのが失業期間の過ごし方。
企業は積極的に行動できる人材を求めていますので、どのようなプランを持ち、それに基づいてどう行動しているかをアピールすることが大切です。

例:失業期間に身につけたスキルをアピール
●●のための勉強をしていました。前職ではこの分野の知識が弱く、一度時間を作ってゆっくり勉強をしてみたいと思っていました。今後も●●(希望の職種や求人)で仕事をしていく上で、必要な知識だと思い勉強を始めたのですが、やはり知識があると随分と仕事の仕方も変わると思いましたね。知識で終わるのではなく実践に活かしていきたいと思います。
例:自己分析して、成長したことをアピール
「自分が本当にしたい仕事は何なのかをしっかり見つめ直した結果、人とのコミュニケーションが重要となる営業職だと分かりました。また、今までの仕事への取り組み方を振り返ってみると、積極性が足りないところがありましたので、今後は自分からお客さまに提案し、セールスに結びつけたいと思います」
例:転職活動を通して目標が定まったことをアピール
「以前はクリエイティブ関連の仕事に就きたいという漠然とした希望を持っていたのですが、転職活動で制作の仕事について調べていくうちに、本の編集に携わりたいと思うようになりました。現在は少しでも経験を積みたいと思い、ボランティアで地域情報紙の制作に参加しています」

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「なぜ当社を志望したのですか?」と聞かれたら

志望動機はできるだけ具体的に、そして簡潔に答えることが大切です。そのために事業や業務内容だけでなく企業理念なども事前に調べ、自分の希望と照らし合わせることが必要です。

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「仕事で大事だと思うことは?」と聞かれたら

面接官はあなたの仕事への取り組み姿勢や価値観を確認しようとしています。模範的な回答を述べるのではなく、自分の言葉で誠実に答えることが大切です。今まで仕事で学んだこと、それを今後どう活かしたいかを具体的に伝えるようにしましょう。

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