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あなたを変えちゃう着こなしメイク！

近年、「見た目」に関する書籍が増えてきているように、ルックスに対する関心が高まってきています。その見た目がその人に及ぼす影響力は大きく、「ビューティーを知れば人生が変わる」と言っても過言ではないほど。だからこそメイクひとつにしても、どんなメイクをするかでその人の印象は大きく変わってきます。また、メイクは「その人のマナーの表れ」にもなります。例えばお茶会に呼ばれた時に指輪などのアクセサリーをつけないのはお茶碗を拝見する時に傷をつけないようにするための配慮ですし、香水をつけないのは茶室のお香やお茶の香りを邪魔しないためのマナー。同じようにメイクひとつにしても、あなたの働く職場や職種によって適切なメイクのマナーがありますから、きちんとあなたの置かれたポジションを考えてメイクをすることがいちばん大切。そして、その中で自分らしさを高めるメイクを実現できることこそが、あなたの印象を高めるいちばんの近道となります。

メイクをするための心構えを踏まえた上で、まず最初に知っておきたいのが大切なのはスキンケア。スキンケアは肌を清浄な状態に戻すことからスタートするので、汚れの落とし方の原理を知ることが大切です。代表的な方法は次の3つです。

1.ふき取りもしくは洗い流し用クレンジング剤と、洗い流し用洗顔料を使う。（日本で一番代表的）
2.ふき取り用クレンジング剤と化粧水を使い、水で洗い流さない。（フランス式）
3.加水すると乳化（油性から水性に転化）する洗い流し用クレンジングを使う。

1はさっぱりした後肌が特徴で、古来より水と米ぬかで顔を洗ってきた日本人にいちばんしっくりくる方法です。
2は乾燥肌や年配の方に人気で、水質事情の厳しい欧米では一般的な方法。
3は一度にダブル洗顔ができるのが特徴。この後に泡立てる洗顔料を使う人もいます。

［印象分析チェックシート］当てはまる方にチェックを入れてみましょう。

自分の顔のバランス

顔のバランス	□短い顔（子どもっぽい）	□長い（大人っぽい）
目と口の距離	□短い	□長い
眉と目の距離	□離れている	□近い
目と目の距離	□離れている	□近い
前髪	□おろしている	□分けている or あげている
合計	子どもっぽさ	大人っぽさ

自分の顔のパーツ

髪	□ストレート	□ウェーブ/カール
あご	□あごの先が長いもしくはエラが張っている	□あごの線が丸みをおびている
ほお	□ほお骨が目立ち、骨格がしっかりしている	□ほおがなだらかでふっくらしている
目	□切れ長の目または、目尻が上がっている	□丸い目、または目尻が下がっている
鼻	□鼻の先がとがっている、またはわし鼻	□鼻の先が丸い（団子鼻）
口	□唇の山がはっきりしている、または薄い	□唇の山がなだらか、または厚い唇
眉	□直線的	□なだらか
合計	直線的	曲線的

自分の顔印象分析

印象チェックシートの結果を下のグラフに記しましょう。それぞれの点を結んだダイヤ（ひし形）があなたの印象バランスです。

印象別・メイクのポイント

フレッシュ

• 眉…明るめの色で柔らかく
• アイシャドウ…オレンジ系や明るいグリーン
• アイライン…目の際を埋めるように細く入れる
• マスカラ…まつげ一本一本がスッキリ見えるセパレートタイプを
• チーク…健康的なオレンジ系を丸く広く
• 口紅…オレンジやオレンジベージュなど、肌に馴染むナチュラルな色かグロスで

キュート

• 眉…なだらかなアーチ型に
• アイシャドウ…ピンク系
• アイライン…中央を太目に
• マスカラ…ぱっちり上向きに、ボリュームタイプで中央は特にしっかり
• チーク…ピンク系を頬のまん中に丸くふわっと
• 口紅…ピンク系やピンクベージュなど。パールやラメの入ったグロスも

クール

• 眉…キリッと直線的に
• アイシャドウ…ブルーやグレー系、ブラウン系
• アイライン…黒のリキッドで太目にしっかりと
• マスカラ…ロングラッシュタイプで長く仕上げ、目尻を重ね付けして特に濃く
• チーク…ベージュ系で頬骨からこめかみにかけてシュッと
• 口紅…ベージュやブラウン系で輪郭はしっかりと描く

エレガント

• 眉…なだらかなアーチ型に
• アイシャドウ…ピンクやパープル系
• アイライン…黒のアイライナーでくっきりと目尻を長めに
• マスカラ…全体をロングラッシュタイプで長く濃く
• チーク…ピンクやレッド系を楕円形にふわっと
• 口紅…ローズピンクや濃いめのピンクベージュなど

• 事務系

  

  事務系に求められるのは「清潔感」。ごくナチュラルに、旬のカラーで“今っぽさ”を演出しましょう。ポイントはまぶたの際をリキッドアイライナーで埋めて、目を大きく見せること。抑えるところは抑えるのが地味にならない秘訣です。また目元はブラウンで引き締めて清潔感を演出。チークやリップに肌なじみのいいピンクを使えば、大人っぽくもキュートな仕上がりにも。

• 営業系

  

  営業マンがぜひ演出したいのが、初対面で“できる”と思わせる意思の強さとそれ以上のしなやかさのあるメイク。お客さまに良い印象を与えることで営業効果も変わってきますから、季節にあった色を楽しみつつ、キリリとさわやかに仕上げましょう。パールピンクをふんだんに使いつつ、目元はラインをしっかりと入れて引き締めれば、フェミニンなイメージも完成です。

• 企画系

  

  プレゼンなど、アピール機会が多い企画系。アイラインは太めに使えばあか抜けて見える“明るい目元”になり、第一印象で個性的で意志の強さを伝達。カラーに定番のグリーンのアイシャドウを使えば若々しさもプラスできます。また、大人っぽいイメージで勝負をするならパープルを薄くモノトーンで仕上げれば、肌色も良く見えるようになります。

メイクには、「キレイに見せる」「身だしなみ」という見た目の部分と、「自信をつける」「気合いを入れる」といったココロの部分の、2つを引き立ててくれる効果があります。
そんな、自分の外面・内面の両方を引き立ててくれるメイクですが、いちばん大切なことはメイクを通じて自分を知ることです。自分がいちばん似合う、キレイで好感を持ってもらえるメイクを実現できるようになれば、高い好感度の中で、キラキラと輝く毎日を過ごせる魔法を手に入れたも同じ！
なお、世の中にはいろんな化粧品、メイク方法があります。職種に合わせて自分をいちばん輝かせることのできるメイク方法を見つけて、あなたのベストな演出方法を見つけましょう。