プロに聞く紹介予定派遣(岡本)
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コーディネータグループ チームリーダー 岡本 明子
ちょっと先の自分をイメージして、その目標に近づくために今のベストを一緒に 考えていきましょう!
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Q1いろいろな職歴の方が紹介予定派遣を希望されると思うのですが?
第二新卒、派遣から紹介予定派遣への切り替え、正社員からの転職、パート・アルバイトから安定雇用を目指すなど、いろいろな方がいらっしゃいますね。同じ職種で正社員を前提にステップアップしたい、または違う職種にキャリア変更をしたいなどその目的もさまざまですが、「正社員になりたい」という意識が強くてその理由が明確にある場合は、比較的スムーズに進むことが多いようです。私たちコーディネーターは登録に来られた方のご希望をお聞きした上で、その方の方向性に合ったアドバイスをするようにしています。
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Q2どんなアドバイスをするのですか?
まずはお仕事に対するイメージをお聞きして、誤解があれば払拭するようにしています。同じ職種でも企業によってお仕事の範囲は変わりますし、希望していなかった職種でも「この会社の場合はこんなお仕事もできる」という気付きもありますので、あまりお仕事を絞り込み過ぎないようにアドバイスをしています。営業は過酷、というイメージを持っている方も多いと思いますが、実際は既存の取引先の管理営業やカウンター営業もありますからね。
また、今までの職歴をお聞きするうちに別の職種でも経験を活かせそうだと感じることはよくありますので、なるべく応募する職種が広がるようにお話をしています。例えば、一般事務のお仕事の中で社長のアシスタントをされていた方に秘書のお仕事をおすすめして、良いマッチングになったこともありますね。 -
Q3未経験でも紹介予定派遣に登録できますか?
お仕事の経験がなくてもタイミングよく条件に合う企業があって、紹介予定派遣が決まったケースもあります。また、第二新卒の方によくアドバイスするのですが、「未経験者OK」で、その上丁寧に教えてくれる派遣のお仕事がある場合は、まずはそこで経験を積んでみませんか、とお薦めしています。その時点の条件面では満足できなくても、そこでの一定期間のお仕事は「キャリア」になりますので、次へのステップにつながります。そこから紹介予定派遣に切り替えると、結果的に自分の希望に合ったお仕事を探しやすくなりますからね。
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Q4キャリア変更をする方も多いと聞きますが?
例えば営業事務から一般事務・経理事務へキャリア変更した方がいました。その理由として営業事務は一日中バタバタとして営業担当者に振り回されることも多かったので、マイペースで息の長い事務をしたい、できれば簿記の資格も活かしたいという考えをお持ちでした。簿記の勉強を再開して準備するなど、前向きなお仕事への姿勢は紹介予定派遣では特に高く評価されますね。
また、メディア関係の専門的なお仕事をしていた人が、それまでとは全く違う「一般事務」を希望されたときは驚きましたが、よく話を聞いてみると前職の小さな会社では何でも自分でしなくてはいけなかったので、経費の入力などをするうちに「事務のお仕事はおもしろい、自分に合っている」と感じたそうです。OA経験はなかったのですが、キャリア変更の理由も明確で事務の適性もあったので、当社の無料e-ラーニングでOAの勉強をした後、ご希望どおり一般事務の職に就いていらっしゃいます。 お2人の例でもわかると思うのですが、職歴よりもやる気が重視される紹介予定派遣では、今までと違う職種への変更であっても、そこに至るまでの理由がはっきりしていたり、新しいお仕事に向けて資格取得など何か努力をしていることがあれば、それはプラスに評価されますね。 -
Q5逆に今までのキャリアにこだわりを持つ人の場合は?
例えば、アパレルの販促企画に限定して紹介予定派遣での転職を希望する人がいたのですが、お仕事を絞り込むとなかなか適した会社が見つからないので、長期の派遣ではありましたが、希望通りの職種があったときにお仕事をスタートしました。それから2年後、それまでのお仕事ぶりが認められて運良く正社員として雇用されたことがありました。どうしてもこのお仕事をしたいという意志が強い場合は、先に紹介予定派遣を見据えながらも、派遣でキャリアを積むことも1つの方法かもしれません。
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Q6紹介予定派遣で成功する秘訣は?
「今すぐ正社員」にこだわるのか、時間がかかってもやりたいお仕事にこだわるのか、長く勤められる社風を重視するのか、優先順位をしっかり決めておくことですね。また、お仕事を探す間も資格取得にチャレンジしたり、スキルアップの勉強をするなど前向きに取り組むことも大切です。