次世代の自動車と、世界の先を走っていく。
M・M
ソフトウェア系エンジニア
2007年 入社
理工学部 電子工学科 出身
M・M
システム開発部
首都圏システム開発課
2007年 入社
理工学部 電子工学科 出身
- 仕事内容
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電気自動車やハイブリッド自動車などの車載ECU(電子制御部品)の開発を手がけています。車載ECUは、自動車の制御に関わり、人の命を預かる部品。高い安全性と品質が求められます。そこに組み込まれるソフトウェアの設計と実装、評価を行っています。
私がいま担当しているのは、エネルギーマネジメントに関わる部品です。モーターのバッテリーを制御する部品や、電気自動車の充電を行う部品など、次世代エコカーに欠かせない技術に携わっています。
この会社を選んだ理由
大学生のころ、必須科目のなかにプログラミング学習があり、自分でプログラムしたものがその場ですぐ動くことに感動を覚えました。4年生の卒業研究でもプログラミング関係のテーマを選び、カメラの顔認識機能を使ったアプリケーションに取り組みました。今から10年以上前ですから、まだまだ顔認識の精度は荒く、どうやって認識させようかと頭を悩ませながらも、つくる楽しさにのめり込んでいきました。
就職活動は、パナソニック製品の開発に携われる会社だけに絞って、選考にチャレンジしました。自分が日頃使っている製品のなかにパナソニックのものが多かったんです。ただ知名度が高いブランドというだけではなく、「この機能うれしいな」と、ユーザーへの配慮が感じられる製品が多いと感じていました。いつか自分の関わった製品が世の中にでる日がくることを思い、期待に胸を膨らませながら入社したのを覚えています。
世界的な、次世代エコカーへのシフト。 その一翼を、担っている。
電気自動車やハイブリットカーのエネルギーマネジメントは、たとえば「電費をいかに良くするか」「バッテリーの走行距離をいかに伸ばすか」という問題とダイレクトに結びついています。こうした性能は、車を選ぶときに大きな判断材料のひとつになりますし、電気自動車がさらに普及していくためにも、大切な要素になります。
私が入社2年目から携わってきた電気自動車も、当初は1回の充電で走れる距離がおよそ120〜140kmというものでした。10年経ったいまでは、300〜500kmにまで距離が伸びています。こうした性能の向上が進むことで、電気自動車を選ぶ人もさらに増えていく。世界的にも環境への意識が高まって、次世代カーへのシフトが進もうとしているなか、エンジニアとしてその最前線に関われることに誇りを感じています。何より、初めて車載ECU開発に携わった部品が、電気自動車に組み込まれ、その車が街を走っている姿を見た時は、本当にうれしかったです。
人の命を預かる車載部品。 大切なことは、プログラミングだけじゃない。
入社するまで、エンジニアという職業はプログラミングしてソフトウェアを動かすだけの仕事だと思っていました。しかし、開発を進めていくなかで、設計段階での詰めや開発プロセスの重要さ、お客様への説明など、ソフトウェアの開発を成し遂げるためには、プログラミングの他にもいくつも大切なことがあるのだと気づかされました。
私たちが携わっている車載関係の設計は、人の命を預かる仕事です。万が一でも不具合が起こって怪我をさせるようなことがあってはならない。求められるソフトウェアの品質も高水準ですし、ただテストをしてOKでしたというだけでは済まされず、しっかりと論理立てた説明が求められます。「この開発をどうやって進めていくか」「どうやって他のメンバーやお客様に伝えるのか」頭を悩ませることも度々ありますが、一つひとつ考え、課題をクリアしていくことで、着実に課題解決力が身についてきているのを感じます。
問題をどう乗り越え、ゴールをめざすか。 ふり返ると、考えている時間が、いちばん楽しい。
車載ECUの開発現場では、機械的にこうすれば大丈夫という仕事はなかなかなくて、日々さまざまな問題や課題が発生します。それを乗り越えるたびに、ゴールに辿り着くための引き出しが、自分のなかに増えていきます。失敗することもたくさんありますが、その原因と結果を分析して、次の開発に向けて対策を立てていくことで、失敗さえも自分の財産になっていきます。
車に限らず、世の中に出回っている製品が何事もなく動き、便利に使えているのは、開発に携わったエンジニアのみなさんが日々苦労して設計・実装・評価を重ねてきた結果だと思います。楽しいことだけではなく、辛いことや悩むこともある。でも、製品をリリースできた瞬間、乗り越えたものが大きいほど、よろこびはより一層大きなものになります。開発が終わったあとにふり返ってみると、問題をどう克服しようかと考えていた時間が、いちばん楽しい。いつも、そう思います。
スケジュール
ソフトウェア系エンジニア
2007年 入社
理工学部 電子工学科 出身
車載ECU(電子制御部品)の開発現場で、組み込みソフトウェアのスペシャリストとして活躍。電気自動車やハイブリッド自動車などのエネルギーマネジメントに関わる部品を担う。
これからの挑戦
パーソルエクセルHRパートナーズでは、定期的に面談があり、自分のなりたい姿ややりたいことを上司と確認し合っています。そして、その実現をサポートしてくれる先輩方が周りにたくさんいます。私が「こういうことやりたい!」と希望を伝えると、勉強をかねて関連するプロジェクトにアサインしていただいたこともあります。若手のころからいろいろな仕事に携わらせてもらい、経験を積ませてもらいました。
いまは車載ECUの開発に取り組んでいますが、「自動運転」の技術なども進み、自動車はさらに大きな転換期を迎えようとしています。これからもその前線に立って開発を続けていきたいですし、ロボットなどの新しい分野にも興味があります。いつも世の中の動向を見据え、その時々で、いちばん社会に貢献できるような仕事をしていきたいと考えています。