ELECTRICAL/ 電気・電子系

電気で動く、すべてのものに、生かせる力。

K・S

電気・電子系エンジニア

2011年 入社

理工学部 電子情報学科 出身

K・S

電気・電子系エンジニア

2011年 入社

理工学部 電子情報学科 出身

仕事内容
ビデオカメラやデジタルカメラのEMC設計を担当しています。EMC設計は、電気で動くあらゆる製品に求められる仕事です。
電子機器から発する電磁妨害波が、ほかの機器やシステムに影響を与えないこと。また、ほかの機器・システムからの電磁波に耐えて満足に機能できること。これらを両立させながら、製品がその国の規格を満たすように測定・対策を行い、各国の認証マークを取得していきます。

この会社を選んだ理由

電子情報を学んでいた大学時代、インターンシップで3週間メーカーに通い、工場でのものづくりや、部品を実装して試験を行うところを見学させてもらって、ゼロからものをつくり上げるエンジニアという仕事に興味が湧いてきました。
就職支援サイトで「生涯一エンジニア」という言葉が目にとまり、会社説明会に参加。そこでリアルな先輩の話を聞いて、「この会社面白そうだな」って思ったんです。電気・電子ではなく機構系のエンジニアの方だったので、自分とは分野が違います。でも、ものすごく楽しそうに仕事の話をされている姿が心にのこった。こんな先輩がいるなら自分も楽しくやりがいを持って働けそうだと感じました。

「こんな結果が出ました」から、 「こんな風にすれば良くなると思います」へ。

新人の頃、任せてもらえる仕事が増えていくことにやりがいを感じていました。はじめは先輩たちのサポート役として、教えてもらった試験をして、計測した内容を「こんな結果が出ました」と報告するだけでした。なにか問題が見つかると、先輩が対応策を考えて、それをもとにモノを分解して、改良を加え、また組み直して測ってみる。そんな体験を重ねながら、自分でも「こう考えてみてはどうだろう」と対応策を考えるようにしていました。
そしてある日から、結果だけではなく、「こんな風にすれば良くなると思います」と自分なりに考えたことを伝えてみるようにしたんです。先輩は、「その方法でやってみたら」と背中を押してくれました。そこから、自分に任せてもらえることが、どんどん増えていきました。

初めて手がけた製品を、お客様がさわっている。 嬉しくて、どこか恥ずかしい、不思議な感覚。

入社して1年が経った春、初めて担当したビデオカメラが世に出ることになりました。先輩たちに教えてもらいながら、とにかく目の前の仕事に一つひとつ取り組んできた、1年間。自分が商品開発に関わっているという実感は、どこか遠いものでした。でも、いざ製品が店頭に並ぶとわかると、それまであまり行ったことのなかった家電量販店に、すぐに飛んで行きました(笑)。
「あっ、並んでる」。売り場でそのビデオカメラを見つけた時は、やっぱりうれしかった。どこか気恥ずかしくもあり、ちょっと見て、すぐに離れて遠目から眺めていました。その製品を手に取っているお客様の姿を見た時に、「開発に携われてよかった」という実感が湧き起こってきました。

スペックにも表れないし、泥臭い仕事かもしれない。 でも、ものづくりしてる実感が、ここにある。

3~4年経った頃から、一人でEMC設計を任せてもらうようになりました。EMCって、たとえばカメラの画総数やバッテリーの持ち時間のように、スペックとして表に出る仕事ではありません。でも、外装にも、内部の基盤の構成にも関わっていて、商品全体と密接に結びついている仕事なんです。
だから、私が担当している現場でも、設計の初期からチームの一員として議論に加わることができます。みんなで「全体の構成をどうする?」と一から設計をつくり込んでいく時、「一緒につくっている!ものづくりしているな!」という感覚に包まれます。EMCの設計上、ほかの担当者さんにレイアウトを変更してもらわないといけないことも多々あるので、泥臭いなぁと感じることもあります(笑)。でも、学生の時から興味を持っていた開発の現場。その最前線でスペシャリストたちと一緒に仕事ができることを、誇りに思っています。

スケジュール

K・S

電気・電子系エンジニア

2011年 入社

理工学部 電子情報学科 出身

キャリア

ビデオカメラやデジタルカメラのEMC設計に携わる。入社から3〜4年を経た頃から、自分一人で任される設計も増えてきた。EMC設計技術者資格 取得。

これからの挑戦

EMC設計は、電気で動くものすべてに関わる仕事です。
いま私が担当しているのはビデオカメラですが、どの開発現場にも通用する職能だと考えています。
当社は、2021年春に新しく生まれ変わったばかり。グループネットワークを生かして、扱う分野も製品も、これからさらに広がっていくと考えられます。そんななか、EMC設計者として、携われる製品をさらに増やし、活躍の場を広げていきたいです。
さらには、回路などの他分野にも挑戦し、EMC設計+αの技術力を持ったうえで、どんな開発現場でも柔軟に考え動くことのできる人材になりたい。そんなエンジニア像をイメージしながら、今日も目の前の製品と向き合っています。