A・Kさん
機構エンジニア
2010年入社
企業や文教、エンターテインメント、公共施設などで使用されているプロジェクターの開発を担当。
今後は”機構設計”だけではなく、”商品設計”全体を見据えたエンジニアへ!
学生時代は知能機械システム工学科に所属し、身体機能の回復を促す支援機器やサポートするロボットを研究する研究室に在籍していました。
私の研究テーマは、身体の回復を脳機能の知見から評価し、機器開発に活かす基礎研究です。
ロボティクスの研究室に在籍していたので、ロボット工学や制御系の学問を中心に勉強することが多かったように思います。また、研究テーマが上記だったので、脳科学や身体の構造などの分野も勉強していました。機構系出身としてはかなり珍しいかもしれません。
1年目 | プロジェクターの光学系保持部品、内部冷却部品設計 |
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2年目 | プロジェクター(ロンドンオリンピック採用機種) 光学系保持機構、部品設計 |
7年目 | プロジェクター(世界最大輝度プロジェクター) 電気系周辺の構成、部品設計 |
10年目 | プロジェクター 電気系周辺の構成、部品設計 |
現在 | オプション新製品の機構設計 |
現在の仕事について
2年間にわたって、プロジェクターの機能を拡張するオプション機器の商品設計を行い、機構に関わる業務全般を任せていただきました。
事業部として初めて取り組む新製品のため、製品として必需となる仕様を新たに決めていくところから始める必要があり、他部署を巻き込んで何度も打ち合わせを行い、仕様を変えるたびに設計をやり直しました。
今までプロジェクターという枠組みの中で、過去の知見などがあるうえでの設計が主だったので、慣れない設計の進め方に苦労しましたが、今回の業務を通して、製品の構想から商品設計全般に関わる新たな挑戦ができて、技術者として大きく一歩踏み出せたように思います。
パーソルエクセルHRパートナーズに入社を決めた理由は?
インターンシップで、試行錯誤しながら図面を完成させていく業務を体験し、それが面白くて、設計開発の仕事ができる会社を探していました。
そんな時に私の大学に会社説明に来ていた当社の採用担当の方と何度か話す機会があり、生涯一エンジニアという理念と実際に就業している社員の方々の業務が面白そうだと思ったのがきっかけでした。
入社後も配属先について親身に相談に乗ってもらい、プロジェクターという新しい商品の設計をやってみないかと提案があり、現在まで設計開発に取り組んでいます。
どんなエンジニアになりたいですか?
これまで機構設計を主軸に取り組んできました。商品設計を進めるうえでは、他にも多くの事項を考えていく必要があります。
私はありがたいことに入社以来同じ製品に長く携わり続けられている状況にいます。その中で年々製品を取り巻く状況の変化が速く、商品設計に必要な事項も複雑化してきていると実感しています。設計部署内でも今ある設計のシステムを変えていく必要があり、そういったところにも関わらせていただいています。
今後は機構設計だけでなく、商品設計全体を見据えた知見を深めて、より設計者として必要とされる人材になれるよう活躍したいと思います。